【大会長講演】臨床疫学の源泉と水脈

11.2/15:00〜15:50

【演者】

福原 俊一
京都大学 特任教授、福島県立医科大学 副学長、Johns Hopkins大学客員教授、慶応義塾大学客員教授
略歴:
  • 修練:北海道大学医学部卒、横須賀米海軍病院インターン、カリフォルニア大学 サンフランシスコ校(UCSF)で内科学レジデント、米国内科学会専門医取得後、循環器・総合内科臨床に従事. その後Harvard大学医学部・SPH合同の特別プログラムで臨床疫学の修練を受けた. 1991年 同大学院を修了(MSc).
  • 研究:1991年国際QOL研究プロジェクト(IQOLA)に日本代表として参画. 1997年より国際的腎臓疾患レジストリー研究であるDOPPSのSteering Committee委員を約20年間務める. 所属した京都大学医療疫学研究室から500編以上の英文原著論文を発信。2013年より福島県立医科大学の2拠点で地域と連携したコホート研究を実施、研究成果を世界に発信し、地域に還元してきた. 教授退任後、寄付講座 京都大学地域医療システム学臨床疫学グループ特任教授として引き続き PRO研究、患者中心型レジストリー研究を同僚と継続.
  • 教育:2000年年京都大学 医療疫学分野教授.就任. 在任中20年間で大学院生114名が在籍. 卒業生の約70%がアカデミアで活躍 (うち17名が大学教授)2004年より「腎臓・透析医のための臨床研究デザイン塾」塾長を17年間、2013年より「會津藩校日新館 臨床研究デザイン塾」塾長を現在まで務める.東日本大震災後の2012年、福島県立医科大学副学長に就任、地域医療を支えるAcademic Generalist育成拠点を複数設置、運営. 2013年書籍「臨床研究の道標」を刊行、ロングセラーに。2015年世界医学サミット会長(ベルリン) . 2016年Johns Hopkins大学MPH日本プログラムを開講、京都Instituteを主宰. 現在早稲田大学、慶応義塾大学の客員教授として大学院生への講義・実習に協力.