【LT初級3】いまさら聞けない、系統的レビューとメタ解析
2.21(土)13:15~13:45
【企画趣旨】
系統的レビュー・メタ解析は既存のエビデンスの俯瞰・統合を通じてガイドライン等へ資するだけでなく、一次研究の企画段階における先行研究整理として行われる事もあります。また、倫理審査が原則不要である等の特性から忙しい臨床医にとって取り掛かりやすい研究手法でもあります。
系統的レビュー・メタ解析は臨床医にとって身近な研究になりつつありますが、いつ行うべきか、誰が行うべきか、やる価値があるのか、などの判断は初学者のハードルになりがちです。また、「フォレストプロットの読み方」「I²の解釈」「固定効果とランダム効果の使い分け」など、いまさら聞きづらい基本でつまずく場面も少なくありません。
本セッションは、論文を読んだことはあるが解釈に自信がない方、将来的に自ら系統的レビューを実施したい初〜中級者を主対象に、読み方と作り方の双方を整理して行きたいと思います。
【演者】
水原 敬洋
横浜市立大学 データサイエンス研究科ヘルスデータサイエンス専攻 准教授
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水原 敬洋
- 略歴:
- 2003年横浜市立大学医学部卒。麻酔科医。卒後、一般麻酔・小児麻酔を専門とする傍ら臨床研究を続けてきた。2018年から研究支援部門である横浜市立大学次世代臨床研究センター・教育研修室長に就任。2020年に同データサイエンス研究科ヘルスデータサイエンス専攻准教授。2024年から同教授。主担当科目はエビデンス計量評価論。