ついに百花繚乱の時代を迎える臨床疫学
2023.11.11(sat.)~12(sun.)

大会長挨拶

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
日本臨床疫学会第6回年次学術大会の開催にあたり大会長よりご挨拶申し上げます。

⽇本臨床疫学会は、2016 年に「クリニカル・マインドとリサーチ・マインドを持つ医療者による質の⾼い研究を、ビックデータを活⽤した研究などの振興と研究⼈材育成を通じて推進し、現在の医療が直⾯する諸課題の解決に貢献すること」をミッションとして発⾜しました。発⾜後、わずか 7 年で、医師免許を有する若⼿の臨床医を中⼼に約 1000 名の会員数となっている、⼤変勢いのある学会です。

2023 年度は 11 ⽉ 11 ⽇(⼟曜)、12 ⽇(⽇曜)の 2 ⽇間にわたり⽇本橋ライフサイエンスビルディングおよび⽇本橋ライフサイエンスハブ(東京都中央区)にて開催する運びとなりました。今⼤会のテーマは、「ついに百花繚乱の時代を迎える臨床疫学」とさせていただいております。臨床医学の発展の歴史の中で、特にこの10 年余は、疾患毎のレジストリに加えて、診療報酬請求(レセプト)情報、DPC、電⼦カルテ由来診療情報と様々なデータベースが構築、整備されました。各種データベースの活⽤によって、今まさに、⼤規模データベースを活⽤した臨床疫学研究は、各種の疾患領域における予防、診断、治療、予後などを研究することで、未来の健康や医療に敢然と貢献する時代を迎えたと感じております。

多くの皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げております。
謹⽩

2023年6月吉日

日本臨床疫学会第 6 回年次学術大会
大会長 川上 浩司
京都大学大学院医学研究科
社会健康医学系専攻 薬剤疫学分野 教授