「邂逅遭遇」医療者のおもいをリサーチに
2022.11.12(SAT)-11.13(SUN)

プレセミナー

プレセミナーにご参加される方は、同時に学会参加登録もお済ませください。

  • Learning theater: LT
  • Working theater: WT

Learning theater: LT

時間とセッション数

3時間×3

内容

  • 事前学習動画録画(0.5-1時間程度)
  • 事前学習資料・課題(2-3時間程度)
  • 当日のインタラクティブセッション(3時間)

形式

完全オンライン。

各セッション

  • ①臨床研究におけるクラスター分析入門(沖縄県立中部病院 腎臓内科 耒田 善彦)
  • ②DAGでデザインする臨床研究(京都大学 地域医療システム学/臨床疫学 特定講師 山崎 大)
  • ③短期集中!臨床疫学の研究デザイン講座:ネステッドケースコントロール研究とケースコホート研究(統計数理研究所 准教授 野間 久史)

タイムテーブル

Day1

9:00-12:00
LT1:臨床研究におけるクラスター分析入門
耒田 善彦(沖縄県立中部病院 腎臓内科)
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学習目標

近年、クラスター分析を行なっている論文が多く見られる. 臨床研究に関わる者としてまずクラスター分析が臨床研究の中でどのような位置付けであるかを理解することが重要である. まずは事前講義でクラスター分析の臨床研究の位置付けを理解して、さらに論文構成を知り基本的な論文の組み立て方を理解することを目標とする. 当日のライブセッションでは、基本的な解析を行いクラスター分析の実際を経験する.

  • 研究の枠組みとしてのクラスター分析を理解する
  • クラスター分析の典型的な論文構成を知る
  • 当日のセッションでは基本的な解析をしてみる
対象
  • 初級―中級レベル
  • Rが使える方(コードは渡します)
当日ライブセッション
  • 事前に参加者から集めた疑問点についての解説
  • 事前講義のまとめと補足
  • R を使ったクラスター分析の解析
事前課題
1−2本指定された論文を読んでおいてください. またクラスター分析が臨床研究においてどのような位置付けなのかを事前講義で説明しますので見ておいてください.
使用アプリケーションソフトウェアなど
R
RStudio
その他注意事項
R、RStudioをダウンロードして使える方が参加してください。ダウンロードの方法やデータの読み込みなどの説明は行いません。
講師プロフィール
耒田 善彦
沖縄県立中部病院腎臓内科
奈良県桜井市出身、金沢大学卒業. 沖縄県立中部病院腎臓内科所属. 2018年にジョンズホプキンス大学で公衆衛生学修士取得、その後、マサチューセッツ病院にて臨床研究の研修受け、ハーバード大学で臨床科学修士取得.
12:15-13:45
WT1:市中病院におけるオプトアウト研究のやり方~改正個人情報保護法対応
片岡 裕貴(京都民医連あすかい病院 内科)
14:00-15:30
WT2:混合研究法のリサーチクエスチョンを構造化する
宮下 淳(福島県立医科大学白河総合診療アカデミー 教授)
15:45-17:15
WT3:研究デザインを視覚化し、研究の再現性を高めるDesign diagram
高山 厚(京都大学大学院薬剤疫学分野)
17:30-19:00
WT4:Let’s go a step beyond “letters to the editor”!
吉岡 貴史(慶應義塾大学 医学部衛生学公衆衛生学教室)

Day2

9:00-12:00
LT2:DAGでデザインする臨床研究
山崎 大(京都大学 地域医療システム学/臨床疫学 特定講師)
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学習目標
臨床家が取り組むのは、「ある要因が病気の発症原因であるのか」、「治療が病気の予後を変えるか」といった因果関係を検証するタイプのリサーチクエスションが多い。因果関係の検証には、まずなぜそのように考えるのかというメカニズム(中間因子)や比較を邪魔する要因(交絡因子)を詳細に検討する必要があり、その際に考えをまとめる図(DAG)が有用である。DAGを描くことで、多変量解析などの統計解析時に調整すべき交絡因子を抽出することも可能となる。本セミナーでは、DAGitty というフリーソフトウェアを用いて、DAG を作り、因果関係の検証に必要な知識と技術を体得することを目的とする。
対象
初級―中級レベル
事前動画
DAGが必要な理由とDAGittyの使用方法の解説
事前課題
DAGの基本的事項を解説するオリジナル資料を基にDAGを作成
DAGに関する論文を精読
当日ライブセッション
DAGittyを用いてDAGを実際に描くハンズオン
事前に参加者から集めた疑問点についての解説
使用アプリケーション・ソフトウェアなど
ウェブアプリ DAGitty(下記)を使いますが、一から説明しますので使ったことのない方を歓迎致します。
http://www.dagitty.net/
その他、注意事項
希望者には、セミナー当日まで、ご自身のリサーチクエスションに基づいたDAGの作成もお手伝いします。
講師プロフィール
北海道旭川市出身。2008年宮崎大学卒業。札幌の手稲渓仁会病院で8年間、消化器内科医として研鑽を積む。2016年京都大学大学院に入学。福原俊一教授のもとで臨床疫学を学び、2019年医学博士号取得。炎症性腸疾患のレジストリー研究と、脂肪肝や脂肪膵などの異所性脂肪に関する疫学研究を行うとともに、臨床研究教育に携わる。消化器・内視鏡・肝臓・総合内科専門医。日本炎症性腸疾患学会評議員。臨床疫学会上席専門家。
12:15-13:45
WT5:医療経済評価研究ことはじめ: 先ず分析枠組みより始めよ
後藤 励(慶應義塾大学大学院 経営管理研究科/健康マネジメント研究科 教授)
14:00-15:30
WT6:効用値:選好に基づくQoL評価の方法を知る
山本 洋介(京都大学大学院医学研究科 医療疫学分野)
15:45-18:45
LT3:短期集中!臨床疫学の研究デザイン講座:ネステッドケースコントロール研究とケースコホート研究
野間 久史(統計数理研究所 准教授)
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学習目標
臨床研究・疫学研究における悩ましい問題のひとつに、「データ収集・測定のコスト」の問題がある。1970~80年代に、米国で行われたMRFIT (Multiple Risk Factor Intervention Trial) 試験では、1万2千人以上の対象者全員に対して血清サンプル分析や栄養調査などを行い、1億ドル以上の膨大な費用がかかったといわれている。しかしながら、主要エンドポイントである心血管死の発生率はわずか2%程度であり、98%近くの参加者はイベントを起こさないまま、試験期間を終えている。ここで、もしデータ収集や測定にコストのかかる変数の測定を、すべての参加者にではなく、イベントを起こした2%の人たちを中心に、一部の選ばれた参加者にのみ行うだけで、同じような結果を得る方法があるのだとしたらいかがであろうか?研究を実施する上でのコストや労力を大幅に節減することができることになる。ネステッドケースコントロール研究やケースコホート研究は、そのようなニーズから開発された研究デザインであり、まさに、そのような分析を可能とする方法なのである。本講座は、これらの研究デザインの理論とデータ解析の方法を、実用的なレベルまでマスターするための短期集中講座である。
対象
中級レベル
事前動画
研究デザインの解説:コホート研究から発展的なデザインへ
基本的な統計解析の方法:コホート研究の結果を再現するために
事前課題
Rによるネステッドケースコントロール研究とケースコホート研究の解析
(チュートリアル資料と事例データセットは事前に配布します)
当日ライブセッション
事前課題の解説とオープンディスカッション
もう一歩進んだ統計解析:推定精度と検出力を向上させるために
欠測データが含まれる場合の統計解析
Rによるライブ演習と質問・討論会
(少人数制の講座ですので、事前課題についての質問含め、全員で疑問点をオープンに共有し、すべてその場で解決します。私のほうからの解説、および、会場での討論をライブ形式で行い、実用的なレベルの手法をマスターしていただきます)
使用アプリケーション・ソフトウェアなど
統計解析ソフトウェアRを使います。Rのライブ演習を行いますので、当日は、Rをインストールしたパソコンをご持参いただきます。
https://cran.ism.ac.jp/
その他、注意事項
Rの使用経験はなくても理解することができるように解説を行います。
ただし、臨床研究で用いられる、ロジスティック回帰分析やCox回帰分析などの基本的な多変量解析の方法は、前提知識として講義を行います。
講師プロフィール
鹿児島県出身。2011年、京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻修了。博士(社会健康医学)。情報・システム研究機構統計数理研究所准教授。臨床研究・疫学研究における研究デザインやシステマティックレビューに関する最新の方法論開発の研究を専門とする。併せて、各所にて、臨床研究の支援・コンサルテーションおよび臨床研究教育に携わっている。鳥取大学医学部附属病院教育研究顧問,横浜市立大学医学部客員准教授などを兼務。

参加費

Online live+オンディマンド配信
会員5000円
非会員1万円

  • ※1セッションにつき

募集定員

10名

  • ※1セッションにつき

Working theater: WT

時間とセッション数

90分×6

内容

  • 学びの場-臨床疫学や統計手法の学び
  • 交流の場-特定のテーマに関するdiscussion
  • 相談の場-研究やキャリアの相談
  • *セッションによっては、事前学習(所要1−2時間程度の動画や課題)を含む場合もあります。

タイムテーブル

Day1

9:00-12:00
LT1:臨床研究におけるクラスター分析入門
耒田 善彦(沖縄県立中部病院 腎臓内科)
12:15-13:45
WT1:市中病院におけるオプトアウト研究のやり方~改正個人情報保護法対応
片岡 裕貴(京都民医連あすかい病院 内科)
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背景
2022年4月1日に施行された個人情報保護法では、General Data Protection Regulationへの対応のため、個人情報の目的外使用についての制限が広がった。その結果、これまで個人情報保護法の適用範囲外であった倫理指針に基づいて実施される臨床研究について、学術研究機関ではない施設において、オプトアウト研究の実施が制限されることになった。その後、個人情報保護法Q&Aおよび、倫理指針ガイダンスでの対応によってオプトアウト研究の実施が可能となった。
本セッションにおいては、法律の専門家を講師に交え、最新の状況を元に、参加者とこの問題の背景および今後の見通しについて議論する。
学習目標

現在の法制下でのオプトアウト研究を行うための要件について説明できる

対象
市中病院において、個人情報保護法(倫理委員会)対応に苦慮している研究者
臨床研究と個人情報保護法の関係について、専門の弁護士に相談したい研究者
事前課題
倫理審査に関わる質問を以下のフォームからお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfBjnoRlmLHU45Q8pPJFz3Nc6aer1TLYIsxt7ylkPNW80jRyQ/viewform
タイムテーブル
5分
オープニング
10分
公立病院での対応事例 1(レクチャー):多施設過去起点コホート研究での困難
20分
個人情報保護法2020年改正が、オプトアウト研究に与える影響(レクチャー)
10分
民間病院での対応事例 2(レクチャー):倫理審査の規定を変更するには?
45分
参加者との総合討論
講師プロフィール
片岡 裕貴
(京都民医連あすかい病院 内科)

2007年 東北大学医学部医学科卒。兵庫県立尼崎総合医療センター、京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻などを経て2021年4月より現職。多施設での既存カルテデータを用いた診断精度、予測指標に関する研究に加えて、臨床研究教育を行っている。2019年より立ち上げた、日本初の臨床研究支援オンラインサロンである、臨床研究・ピアサポートグループ(SRWS-PSG)には、300名を超える医療従事者が参加している。参加者からはLetter to the editorが 50本以上出版されており 、運営者と参加者を合わせた査読あり論文数は、120本を超える

山本 良平
(京都大学大学院医学研究科 医療疫学分野)

2012年 東京医科歯科大学卒。亀田総合病院集中治療科を経て2019年より京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻医療疫学分野博士課程に所属。日本集中治療教育研究会(JSEPTIC)のClinical trial groupを運営し、臨床研究教育、多施設観察研究などを推進している。2022年より、JSEPTIC 執行役員として参画。多施設研究実施に際し、倫理指針改定の弊害を受けてつぶやいたツイートが人生の初バズり。現在博士課程4年目なので就活中。

水町 雅子
(宮内・水町IT法律事務所 弁護士)

東京大学教養学部卒業後、現みずほリサーチ&テクノロジーズにてITコンサルタント・SE業務等に従事し、東京大学法学政治学研究科法曹養成専攻(法科大学院)を経て弁護士登録。西村あさひ法律事務所にてIT案件・企業法務案件に従事後、内閣官房社会保障改革担当室及び特定個人情報保護委員会にて番号法(マイナンバー)の制度設計・立法化・執行に従事。現在は、宮内・水町IT法律事務所所属。専門分野は情報法(個人情報保護法・番号法)・IT法・企業法務全般・行政法務全般。『Q&Aでわかる医療ビッグデータの法律と実務』(日本法令、2019年)』、『Q&A番号法』(有斐閣、2014年)、『個人情報保護法』(労務行政、2017年)等、著書・論文・メディアコメント多数。

14:00-15:30
WT2:混合研究法のリサーチクエスチョンを構造化する
宮下 淳(福島県立医科大学白河総合診療アカデミー 教授)
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概要
量的研究は、要因とアウトカムの関連を検証したり、有病割合を記述する研究である。量的研究によって要因とアウトカムに関連やある疾患の有病割合が分かったとして、なぜそのような関連が生じるのか、まぜその程度の有病割合が生じるのかについてはブラックボックスである。一方で、質的研究は、プロセスを明らかにする研究で、臨床現場で起きている現象を可視化することができる。量的研究と質的研究を組み合わせることで、研究者が知りたい量的な結果(要因とアウトカムの関連や有病割合)がわかるだけでなく、同時にその結果を取り巻く現象やその結果が生じるメカニズムを可視化することが可能になる。本セミナーでは、量的研究の強みと質的研究の強みを最大限に生かして両者が相乗効果を生み出すような洗練された混合研究をデザインする為に、どのようにリサーチクエスチョンを構造化すればよいかを学ぶことを目的とする。
対象
  • 初級―中級レベル
  • 混合研究法を初歩から学びたい方を歓迎致します。
  • 定員30名
事前課題
  • 録画レクチャー(混合研究法の基礎とリサーチクエスチョンの構造化に関する解説)の視聴
  • 事前プリントにしたがって、興味のある分野の混合研究法を構造化
当日ライブセッション
  • 11月5日13時~14時30分(90分間)
  • 事前に提示された漠然とした臨床疑問を構造化されたリサーチクエスチョンに落とし込むグループワークを行う。
略歴
2003年、京都大学医学部卒。洛和会音羽病院総合診療科、市立奈良病院総合診療科で総合内科医として勤務。2015年から福島県立医科大学白河総合診療アカデミーに所属し、総合内科の臨床と研修医教育を行いながら、アドバンス・ケア・プランニングを中心に終末期医療に関する臨床研究を行っている。総合内科専門医、臨床疫学上席専門家。
15:45-17:15
WT3:研究デザインを視覚化し、研究の再現性を高めるDesign diagram
川上 浩司(京都大学大学院薬剤疫学分野)
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学習目標
  • 近年一流誌で見かけることが多いDesign diagramの手法・その構成を理解する。
  • 実際の論文を元にして、論文投稿に使用できるDesign diagramの作成をハンズオン形式で習得する。

介入を伴わない観察研究では、研究デザインを工夫して新たな知見を得ること目指します。しかし、厳密な研究デザインは得てして複雑になり、文章では全体像を捉え難くなります。Design diagramを用いることで、研究の再現性、透明性を高め、研究デザインの意義を読み手に伝えやすくすることができます。

(参考文献 Schneeweiss S, Ann Intern Med. 2019 PMID: 30856654)

対象
中級レベル:臨床研究論文を執筆している、もしくは執筆経験がある。
定員 約15名 <オンライン>
事前課題
課題論文をもとにPower Pointを用いてDesign diagramを作成し提出してもらう。
事前に作成した各受講者のFigureを元に講義を受け、WSの中でグループ毎にDesign diagramの修正・Brush upを行います。
当日ライブセッション
  1. 講義
    Design diagramについての講義(40分)
  2. グループワーク
    講義終了後、3-5名ずつの少人数グループに別れ、持ち寄ったDesign diagramについてのDiscussionおよび、Design diagramのBrush upを行う。(40分)
  3. 評価講評
    Best Design diagram投票を行い、最も優れたDesign diagramを選出します。(10分)
その他注意事項
(講義では観察研究のデザインとして、コホート、ネステッドケースコントロール、ケースクロスオーバーを扱います。これらの研究デザインの基本については講義では扱いません。各自、事前に習熟していただく必要があります。グループワークではPower Point、Google slideを使用します。事前に環境準備をお願いします。)
講師プロフィール
川上 浩司
(京都大学大学院薬剤疫学分野)

1997年筑波大学(医)卒業。
米国連邦政府食品医薬品庁(FDA) 生物製剤評価研究センター(CBER)にて細胞遺伝子治療部 臨床試験(IND)審査官、研究官を歴任し、米国内の臨床試験の審査業務および行政指導に従事。
東京大学(医)客員助教授を経て、2006年に京都大学教授(大学院医学研究科・薬剤疫学)、京都大学臨床研究者養成(MCR)コースディレクター

深澤 俊貴
(京都大学大学院薬剤疫学分野)

2019年慶應義塾大学大学院薬学研究科薬科学専攻前期博士課程修了。東北大学病院臨床研究推進センター助手を経て、2020年7月より京都大学大学院医学研究科・薬剤疫学 特定助教。

高山 厚
(京都大学大学院薬剤疫学分野)

2011年自治医科大学(医)卒業。2020年京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻臨床研究者養成コース(MCR)修了。2022年4月より京都大学大学院医学研究科・薬剤疫学 特定助教。

17:30-19:00
WT4:Let’s go a step beyond “letters to the editor”!
吉岡 貴史(慶應義塾大学 医学部衛生学公衆衛生学教室)
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学習目標
論文を読み、それを日常診療に活かすというのは多くの臨床家が実践していることだと思います。しかし、論文の抄録をさらっと読んで「論文を読んだ」と言ってしまっていませんか?実は論文を読むということは緻密な知的作業です。そして臨床研究論文には、一様ではありませんが一定範囲での「適切な解釈」が存在します。もしその適切な解釈が論文中に記載されていないとき、どうすればよいでしょうか。答えは簡単、letter to the editorを通して科学の世界に発信すればよいのです。本企画では、事前学習資料を読んで臨床研究論文の正確な解釈を抽出し、letterとして発信できるようになることを第一の目標とします。さらに、今回はletter執筆をきっかけに抱いたリサーチクエスチョンから臨床研究の原著論文を書き上げた先人の特別講演も準備しました。この講演をきっかけに、letter執筆から始まる臨床研究に興味を持ってもらうことを第二の目標とします。
対象
  • 初級〜中級
  • 臨床研究の論文を日常的に読んでいる方
  • 事前学習(事前学習資料と課題論文の読み込み)に一定程度時間を割くことができる方
事前動画
  • なし
事前課題
  • 参加確定後、事前学習資料 (pdf) を配布します
  • 本番1週間前に課題論文を配布します
  • 事前学習資料の巻末にワークシートを添付していますので、可能な限り記入し、当日持参してください。進捗は問いません
  • 参加を希望される方は、「参加申し込み時」に、次の事前アンケート https://forms.gle/dM6e98ZgiNyubSUr6 にご回答ください。このアンケートは、本セッションの参加申し込み時点での情報を集計しセッション当日の運営に活かすために使用します。アンケートへの回答は、対象者の選定には一切使用しません。
使用アプリケーション、ソフトウェアなど
  • なし
当日ライブセッション
  • グループワーク形式で、事前学習資料巻末のワークシートの完成を行います
  • 特別講演の後、今回の課題を通して抱いた臨床研究のクリニカルクエスチョンを議論する時間を設けます
  • セッション中は講師とファシリテーターが適宜質疑応答に回答し、補足説明を行います
その他注意事項
余力があるグループは後日、事後学習としてワークシートをもとにしたletterの執筆も行います。執筆から投稿までは講師が支援します。
講師プロフィール
2010年 岡山大学医学部医学科卒。福島県立医科大学臨床研究イノベーションセンターなどを経て2022年4月より現職。日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本臨床疫学会認定上席専門家。泌尿器科の臨床疫学研究、喫煙・飲酒・メンタルヘルスに関する疫学公衆衛生研究に加え、医療経済評価研究にも従事している。2021年から教育活動の一環として、論文を吟味し適切に解釈することを通してletter to the editorを実際に書くワークショップを主催している。同ワークショップには30名以上が参加し、10以上のletterを出版している。

Day2

9:00-12:00
LT2:DAGでデザインする臨床研究
山崎 大(京都大学 地域医療システム学/臨床疫学 特定講師)
12:15-13:45
WT5:医療経済評価研究ことはじめ: 先ず分析枠組みより始めよ
後藤 励(慶應義塾大学大学院 経営管理研究科/健康マネジメント研究科 教授)
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学習目標
医療技術の「費用対効果」を一度でも考えたことのある臨床家は沢山いらっしゃると思います。この「費用対効果」をはじめとして、注目する医療技術について治療効果だけではなく費用の視点も加えて評価する研究を医療経済評価研究といいます。新しい医療技術が次々と開発され、増大し続けている医療費に寄与しています。そのため、こういった医療技術の効果と費用双方の評価を通じ、限られた医療資源の適正配分に貢献する医療経済評価研究の重要性は年々高まっています。
しかし、医療経済評価研究に興味を持ち実施したいと思っても、QALYやICERなど聞きなれない用語や見慣れないモデルが沢山出てきて途方に暮れてしまうのが現実ではないでしょうか。実は医療経済評価研究は、臨床研究と同様に「臨床家だからこそ抱けるリサーチクエスチョン」があり、臨床家の皆さんにこそ取り組んでいただきたいものなのです。本企画では医療経済評価研究の基本・研究の核である分析枠組み・実際の研究をグループワークを通して理解し、医療経済評価を身近に感じてもらうことを学習目標とします。
対象
  • 初級〜中級
  • 医療経済評価研究に少しでも興味のある方
事前動画
  • なし
事前課題
  • 参加確定後、事前学習資料を配布します
  • 事前学習資料をもとに自身の医療経済評価に関するリサーチクエスチョンを考え、分析枠組みをまとめて当日持参してください。進捗は問いません
  • 参加を希望される方は、「参加申し込み時」に、次の事前アンケート https://forms.gle/ep6VomaJLTno3Lcn7 にご回答ください。このアンケートは、本セッションの参加申し込み時点での情報を集計しセッション当日の運営に活かすために使用します。アンケートへの回答は、対象者の選定には一切使用しません。
当日ライブセッション
  • グループワーク形式で分析枠組みの吟味を行います
  • セッション中は講師とファシリテーターが適宜質疑応答に回答し、補足説明を行います
使用アプリケーション、ソフトウェアなど
  • なし
その他注意事項
  • 事前学習資料はワークショップの約1週間前に運営を通して配布します
  • ワークショップ当日の内容については、事後の質問にも適宜応じます
講師プロフィール
1998年京都大学医学部卒業。臨床研修後、京都大学大学院経済学研究科で医療経済学の研究を行い、博士(経済学)取得。甲南大学経済学部、京都大学白眉センターを経て現職。2019年10月より健康マネジメント研究科委員を兼担し医療経済評価人材育成プログラムを担当。医療経済学会理事、ISPOR(国際医薬経済・アウトカム研究学会)日本部会評議員等を務める。専門は、医療経済学、医療政策、行動経済学。
14:00-15:30
WT6:効用値:選好に基づくQoL評価の方法を知る
山本 洋介(京都大学大学院医学研究科 医療疫学分野)
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学習目標
本ワークショップでは、医療経済評価研究を行う上で欠かすことのできない効用値に関する理論と、その測定の方法について学びます。医療経済評価研究を実施する上での尺度の選定、さらには実際どのようなタイミングでどのように効用値が測定されるべきか等、実践に役立つ事例とそれに基づくディスカッションを通じて、当該領域の研究を行うために必要な基礎的な知識の習得を目的とします。QoLならびに医療経済評価に関心のある全ての職種の方(医療職・企業・行政の方を含む)の参加を歓迎します。
対象
初級―中級レベル
事前動画
なし
事前課題
参考論文・資料を事前に提示しますので、あらかじめ読んでおいてください。
当日ライブセッション

講師による以下のミニレクチャーと、事前課題に基づくディスカッションを行います。

  • 効用値について:その測定理論(後藤)
  • 効用値測定のための尺度(白岩)
  • 簡便に効用値を測定するための方略(山本)
使用アプリケーション・ソフトウェアなど
なし
その他、注意事項
なし
講師プロフィール
山本 洋介
(京都大学大学院医学研究科 医療疫学分野)

2002年京都大学医学部卒、洛和会音羽病院での総合内科研修を経て、京大病院・公立豊岡病院皮膚科で勤務。その後、京都大学大学院医学研究科医療疫学分野に進学、臨床研究・QoL研究を学ぶ。2010年同特定講師、2013年英国シェフィールド大学医療経済学Visitor Academic等を経て、2021年より現職。これまで一貫して、尺度開発・臨床応用の両面からQoL研究に従事。現在も臨床を行いつつ、QoLにとどまらずPatient Reported Outcomes (PRO)を用いた臨床研究、データベース研究など様々な臨床疫学研究・ならびにその教育に携わる。臨床疫学会上席専門家。

後藤 励
(慶應義塾大学大学院 経営管理研究科/健康マネジメント研究科 教授)

1998年京都大学医学部卒業。臨床研修後、京都大学大学院経済学研究科で医療経済学の研究を行い、博士(経済学)取得。甲南大学経済学部、京都大学白眉センターを経て現職。2019年10月より健康マネジメント研究科委員を兼担し医療経済評価人材育成プログラムを担当。医療経済学会理事、ISPOR(国際医薬経済・アウトカム研究学会)日本部会評議員等を務める。専門は、医療経済学、医療政策、行動経済学。

白岩 健
(国立保健医療科学院 保健医療経済評価研究センター)

東京大学大学院薬学系研究科修了後、2010年立命館大学総合理工学院・生命科 学部生命医科学科助教、2012年帝京大学医学部講師などを経て、2012年より国立保健医療科学院勤務。2021年より保健医療経済評価研究センター上席主任研究官。現在、医療経済評価、医療技術評価、QOL 研究などの研究に従事している。

15:45-18:45
LT3:短期集中!臨床疫学の研究デザイン講座:ネステッドケースコントロール研究とケースコホート研究
野間 久史(統計数理研究所 准教授)

参加費

Online live+オンディマンド配信
会員3000円
非会員6000円
公募セッションは無料

  • ※1セッションにつき

募集定員

30名(WT3のみ定員15名)

  • ※1セッションにつき

学会企画セッション

①混合研究法のリサーチクエスチョンを構造化する 宮下 淳(福島県立医科大学白河総合診療アカデミー 教授)

公募セッション

②市中病院におけるオプトアウト研究のやり方
~改正個人情報保護法対応
片岡 裕貴(京都民医連あすかい病院 内科)
山本 良平(京都大学大学院医学研究科 医療疫学分野)
水町 雅子(宮内・水町IT法律事務所 弁護士)
③研究デザインを視覚化し、研究の再現性を高めるDesign diagram 川上 浩司(京都大学大学院薬剤疫学分野)
深澤 俊貴(京都大学大学院薬剤疫学分野)
高山 厚(京都大学大学院薬剤疫学分野)
④Let’s go a step beyond “letters to the editor”! 吉岡 貴史(慶應義塾大学 医学部衛生学公衆衛生学教室)
⑤医療経済評価研究ことはじめ: 先ず分析枠組みより始めよ 後藤 励 (慶應義塾大学大学院 経営管理研究科/健康マネジメント研究科 教授)
吉岡 貴史(慶應義塾大学 医学部衛生学公衆衛生学教室)
本多 貴実子 (慶應義塾大学グローバルリサーチインスティチュート) 他
⑥効用値:選好に基づくQoL評価の方法を知る 山本 洋介(京都大学大学院医学研究科 医療疫学分野)
後藤 励(慶應義塾大学大学院 経営管理研究科/健康マネジメント研究科 教授)
白岩 健(国立保健医療科学院 保健医療経済評価研究センター)